
環境教育活動には、さまざまな活動がありますが、「日本型環境教育の提案」
((社)日本環境教育フォーラム編)では、活動の形態を次の5つの領域に分類
しています。

(※一部、文章及び記号等加工)

自然や環境について学ぶことに力点が置かれています。たとえば「樹木の冬芽の観察」や
「田ぼの生き物調査」など自然そのものについて学習したり、「資源マップ作成」や「古地図
調べ」など身の回りの生活環境や環境問題を学習する活動です。

衣食住などの生活体験をすることを中心とした活動です。「農作業の体験」や「野草茶作り」、「雑木林の手入
れ体験」、「原始的な方法で火をおこす」、「廃油の石鹸づくり」などリサイクル活動があります。自然を上手に
利用した生活技術を学ぶとともに自然と調和したライフスタイルを考える体験活動です。

自然を素材にしてモノを創作するという芸術的活動です。「間伐材を利用した木工・竹細工」、「落ち葉の絵本
づくり」、「自然のものを素材にした楽器で音楽を楽しむ」、「森の中で歌(俳句)づくり」など楽しそうなものがあ
ります。創作活動は作ること自体の楽しさはもちろんのこと、完成したものを観賞し楽しむという二重の喜びが
味わえる体験活動です。

野外での身体活動が主となる活動です。「ツリークライミング」や「ウォーキング」などのスポーツを、積極的に
自然や環境と関わりを持つ活動としてとらえることに、その特徴があります。からだ全体で自然を感じる活動
です。

自然を感じる体験活動は、「DO(実践して)&SHARE(わかちあう)」という環境教育プログラムの特性が生
きてくるユニークな領域です。この活動は、わたしたち人間の大切な基本的能力である感覚を通して、自然を
感じることに焦点をあてています。つまり、「見る・聞く・嗅ぐ・味わう・触る」という五感を使って周囲の自然に「
気づく」という体験をすることです。落ち葉の中にすっぽりと顔を埋めて森を見るというネイチャーゲームの「大地
の窓」、夜の暗さや静寂を体験する「ナイトハイク」などの活動を通して、わたしたちは自然からさまざまなもの
を感じることができます。直接体験を通して自分のからだで外からの刺激を受け入れ、その結果もたらされるそ
の人の直感的な心の動きは自然を感じる第一歩といえます。

